富山の置き薬文化が綿々と続いている理由とは?

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今も受け継がれている置き薬文化

今も受け継がれている置き薬文化

受け継がれている富山の置き薬文化

受け継がれている富山の置き薬文化

長年庶民の間で親しまれてきた置き薬文化でしたが、その歴史は決して平坦なものではありませんでした。苦難の連続でしたが、このスタイルは現在も受け継がれています。迫害を受けると廃れていくのが定説ですが、なぜ富山の置き薬は綿々と続いているのでしょうか。その理由を明治時代に創業し富山に本拠地を構える、ある製薬会社の経営姿勢から考えていきましょう。

「先用後利」がモットー

「先用後利」がモットー

富山県民なら誰もが知っているその製薬会社は、医薬品や医薬部外品などの製造を中心とした企業です。企業としての利益を求めるだけではなく、敷地内に歴史資料館を設けて地場産業の広報にも力を入れています。現在は受託製造販売や配置販売事業にも重きを置いていますが、昔ながらの薬売りのスタイルでは全国約320万件以上の顧客に薬を販売しています。
創業から100年以上経つ今も薬売りのスタイルを崩さないのは、「先用後利」の精神が大きく関係しています。ただし、これは単なるファースト・ユーズ、ペイ・アフターではありません。商いとしての心が伴っていなければ、この仕組みは成り立たないからです。
考えてみてください。良薬と説明されても初めて会った人から薬を買おうと思いますか。ほとんどの人は怪しさが先に立ち購入しないでしょう。そのため、まずは薬の効果をしっかりと確かめてもらい、顧客からの信用を得なければなりません。
信用を築くことができれば利は後からおのずと付いてくる、というのが「先用後利」の考え方です。この精神を経営理念として掲げ、ずっと続けてきたことが今日に続いているのでしょう。

ネットとの融合

ネットとの融合

今や日本全国に浸透している配置薬事業ですが、だからといって楽観視はできません。ドラッグストアなどにおされて、市場規模は縮小しつつあります。事実、10年前に比べて家庭用の配置薬は半分以下に減少しています。その逆風に立ち向かうには新たな事業を展開しなければなりません。そこで目を向けたのがネットとの融合です。ネットを利用したデリバリーサービスは日本全国に張り巡らされた顧客網を維持し、時代にマッチした品ぞろえができるとして大きな期待が寄せられています。

置き薬文化は海を越える

置き薬文化は海を越える

富山の置き薬は現在、自国の医療・保健行政の充実を図っているアジア各国からも注目を集めています。アジアの多くの国では経済の発展もあり、薬を購入できる世帯が増えてきていますが、その一方で医療従事者は不足しています。配置薬事業を導入しやすい状況ということもあり、各国の視察団が日本の現場で「先用後利」の経営理念を学んでいます。

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