理由の明確化と自己分析が転職成功のコツ
転職理由を整理する
転職に踏みだす前に、「なぜ転職をしたいのか」をもう一度自分自身に問いかけてみましょう。転職理由は面接で必ず聞かれます。特に遠方から富山に転職する場合は、「なぜ富山で働こうと思ったのですか」と必ず質問されるため、すぐに答えられるように準備しておきましょう。答えるまで時間がかかってしまうと、「後ろ暗い理由があるのでは」と変に勘繰られてしまいます。今までのキャリアや経験などから、「これから富山でどのように貢献できるか」をアピールできる答えを用意しておきましょう。
自己分析は徹底的に
転職の場合、未経験の人よりも経験やスキルを持っている人、つまり即戦力を求める傾向があります。「富山で何をしたいのか」「どのように貢献できるのか」は面接で必ず聞かれる質問ですが、しっかりアピールするためには、過去・現在・未来、それぞれに対する自己分析が重要になります。ただし、漠然と分析しても望むような答えには辿りつきません。おさえておくべきポイントは4ステップあります。ステップごとに詳しく見ていきましょう。
まずは、「キャリアの振り返り」です。これまでの経験を振り返り、ひとつずつ書き出していきましょう。そうすることで客観的に見ることができます。いつ・どのような仕事に携わっていたのかを具体的に書き出していきますが、その際に、成功経験ばかりを振り返ってしまうと自己理解が浅くなってしまうので失敗経験も一緒に書き出していきましょう。また、気持ちの浮き沈みも一緒に書いておくと、どのようなときにやる気が出るのかを自分で判断できるようになります。他にも、これまでの経験で身についたスキルや考え方、自分なりのスタンスなども書いておくと、アピールする材料を増やすことができます。
キャリアを振り返ったら次は「何がやりたいのか」を明確にします。転職理由だけでなく、これから先の人生を含めて考えていくことが大切です。どのような未来にしたいのかをしっかりと考えましょう。
3ステップ目は「自分ができることは何か」を整理することです。まずは自分の得意なこと・不得意なことを探していきましょう。これまでのキャリアで身についたスキルや経験でも大丈夫です。よく「自分には得意なことや誇れる経験はありません」という人がいますが、それは1ステップでの振り返りが不十分なだけです。どのような経験からも強みになるスキルが身につくはずです。しっかりと見直していきましょう。
最終ステップは「求められている条件をしっかりと把握する」ことです。転職の場合は即戦力が求められているため、企業は最低限のスキルを持った人物を探しています。その求められている人物像と自分の持っているスキルにギャップがあると転職しても上手くいきません。場合によっては転職そのものを後悔してしまう可能性があります。